美しい姿勢を身につけることこそ、最大の目的と考えております。美しい姿勢が、美しい所作に繋がります。

 

ゆっくりとした動きの地唄舞は、着物姿の女性の動きを最も美しく魅せます


三味線と唄


演目によっては、口三味線により、お稽古させて

いただきます。

 

三味線の曲が最初にあって、次に、舞の動作になります。

三味線やお琴の音を感じてこそ、舞の動きがあるのです。



「舞、振、踊」(戸部銀作著)の中の一節。『地唄舞は、観客を相手に鑑賞させるものでなく、演者自身が同時に観客である。自分自身の心で演じ、自分自身の心でみる、それが地唄舞といえるだろう。だから、大劇場で大勢の観客を相手に演じられる地唄舞は邪道である。鏡は自己の心だから、常に自己との闘いに打ち勝たねばならない。そうすることによって、舞の深さ、ひいては、日本の古典芸術の芸道の根本義を知ることが出来る。』

そんな地唄舞。ほとんど動かず、でも、たまにポーズを見せたりして。正直、良くわからないまま、時間を費やしてきました。図々しくも、ようやく少しわかりはじめたような「気」になっています。そんな気になっているだけです。

地唄舞は、堅苦しい。敷居が高いといわれます。その通りです。堅苦しい。敷居が高い。目まぐるしく世の中が動いているのにもかかわらず、なんで、着物を着て、踊らなくてはいけないのか。おっしゃるとおり。

だからこそ、少し、ゆっくりとすることも、必要かもしれません。経済活動がストップして、空気がきれいになりました。

でも、もし、このゆったりとした地唄舞に興味をもつことがございましたら、堅苦しいとか、敷居が高いなんてことは、そんなことは、二の次として、自分のできる範囲で始めてみるのもよいのではないでしょうか。合わないと思えば、やめればよろしいでしょう。私も、最初は、軽いノリでした。

大勢の観客を相手に演じるものではございません。競うものでもございません。ご自分のペースで、ご自分のできる範囲で、ご自分のために行えば、という感じでしょうか。

少しの緊張感の中に、少し楽しみを感じることが出来れば、きっと、通い合うものがあるのでは、と思います。